仕上り日は何を基準で決めていますか?(その4)
繁忙期は、今着る服と着ない服が混在します。
今着る服は、毎月そんなに変動があるもんではありません。
繁忙期に増えた分は衣替えの今いらない服ばかりです。
だから、チョットお願いしてみて下さい。

「ただいま、大変込み合っています。お時間頂けないですか?」

殆どのお客さんが待ってくれます。
お客さんも衣替え時期は忙しいのを知っています。
思い切って1ヶ月、2ヶ月先を言ってみて下さい。
どれほど、固定観念に縛られていたか分かります。
逆に、閑散期も繁忙期も「仕上り日」が一緒なのはおかしくないですか?
そう思わないですか?

仕事量が倍以上になっているのに「仕上り日」が一緒なのは、人件費や設備にお金を使ってコストを上げているか、手を抜いているかのどちらかだと思ってしまいます。

いつ引取りに来るか分からない品を、
お金をかけて(残業をして)汗水流して仕上げるのは、
なんか空しくないですか?

皆さんは、繁忙期の忙しい時期に「これが、うちの品質だ」と胸を張って自信を持ってお返しできますか?

はりまやは、とても自信を持ってお返しできませんでした。
目の前の仕事をこなすのが精一杯で
自信を持つ事など出来ませんでした。
それどころか信用を無くしていたと思います。

繁忙期は普段利用しないお客さんも来られます。たくさん服を持って来られます。こういう時こそ、きっちりお手入れしてお返ししたいと思っていました。

僕はそれが、お店の価値を上げる事だし、
クリーニングの価値を上げる事だと思っていました。

でも、今、している作業の仕方しか知らなかったので、そんな事は不可能に近いと思っていました。でも、他にもっと良い方法がないか、ずっと考えていました。

繁忙期はチャンスだと思いませんか?
たくさんお客さんが来て、たくさん品が集まる時は、
自分のお店をアピールできるチャンスだと思いませんか?
こういう時こそ自信を持って品をお返ししたくないですか?

「これが当店の品質です!」

それが出来たら気持ち良くないですか?
僕は、めっちゃ!気持ちいいです!
苦しくて苦しくて嫌だった繁忙期が、
納期を約束する事で
まったく正反対の気持ちになりました。

普通、クリーニング屋さんは、預かった順に洗って仕上げます。

納期と言う考えで作業をする場合、
お返しする日を約束して、
先にお返しする品から、
納期順に洗って仕上げていきます。
納期は品の数だけあります。
納期は、お客さんに聞いて、ばらけていますので、
納期順に洗って仕上げていくと、
毎日の仕事量が一定に近づいて行きます。
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