廃業した2代目クリーニング屋の奮闘記 (22)

納期が決まって受け付けた点数を、その場で管理表に記入して計算していくと、その日に返す点数が明確になります、そして、その点数しか工場から店舗に帰ってきません。
また、それは工場で仕上げないといけない点数(必要点数)でもあります。その点数の多い日少ない日の差がだんだん小さくなっていきます。工場の仕事量が一定に近づいて行きます。

当時職人さんが辞めた時だったので仕上げられるか不安でしたが、ワイシャツをしていてくれてたパートさんをドライに来てもらいました。バサラが入ってから仕上げが楽になり時間が短縮出来るようになっていたので、バサラの脱着をしながら少しづつ仕上げを覚えてもらいました。
工場の仕事量がほとんど一定にちかずいていたので職人さんがいなくても問題無くいけました。逆に品質が安定して上がったんじゃないかと思ってしまいました。

当時の作業配置は、僕がドライ・ウェットとバサラの前段取り、ワイシャツをしていてくれた人がバサラの脱着と仕上げ、ベテランのパートさん二人が仕上げ包装、客単セットという感じの分業制です。4人で回るようになっていました。父親はワイシャツの手直しとタタミ、ボディのセットは学生さんのアルバイト、母親は受付(ほとんど仕事が無い)です。

今までは作業が終わってからでも?(どこが作業の終わりか明確じゃ無い)色々なんだかんだやらないことがありました。でも、この頃になると作業が終われば終わりです。
作業時間内で終わるようにルールを決めます。そうなれば作業が終われば、僕は改善する時間が出来ます。今日の作業の中でやりにくかった所、もっと、こうしようと思った所、パートさんから指摘された所などを、修正・改善していきます。たいてい深夜までかかってしまいます。

そんな感じで過ごしていた時、機械メーカーの営業マンが尋ねてこられました。
また、次の段階に進むことになるとは・・・

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