質問のお答え

2月9日(日)に進化形工場セミナーと言うことで、「トヨタ生産方式」を紹介するセミナーを開かせて頂きます。
このセミナーを紹介させてもらった所「昔と何か変わった所有るの?変わっていなければ参加しても・・・」という趣旨のお返事を頂きました。
今から約15年程前に、クリーニング業界にトヨタ式のブームみたいなものが有り、何十社かトヨタ式を導入されました。
当時のトヨタ式の説明は、トヨタ式の考えを元にした機械を入れ替えレイアウト変更と作業の仕方を一気に変えてしまう手法を取っていました。
機械が変わりプロセスも変わりますので当然結果も変わってきます。改善が飛躍的に進みます。
導入された工場の立ち上げの指導に、当時トヨタ式をしていた仲間は、トヨタ式を広めたいと言う純粋な気持ちで全国を駆け回っていました。
しかし、環境がガラッと変わった工場を一日二日の指導だけでは中々上手く運用できません。経営者の方、もしくは工場長がトヨタ式の考えを理解し修正したり改善していかなければなりません。なぜ、その機械でそう言う作業の仕方をしないといけないか理解していないと、ズレてしまったり、元に戻ってしまったり、最悪、多額の投資をしたのにトヨタ式を辞めてしまうという場合もありました。
そして、間違ったイメージが一人歩きをしていきます。
設備投資をして機械を入れ替える事がトヨタ式のすべてではありません。トヨタ式に終わりはありません。形はありません。
トヨタ式に助けられ、ちゃんと勉強してきた(そのつもり)僕にとっては、凄く残念なことで落ち込んでしまいます。トヨタ式を間違って理解しないで下さい。変な目で見ないで下さい。分からない方には分からないのでバカにしないで下さい。したことも無いのに知ったかぶりをするのは辞めて下さい。
今ではトヨタ式に取り組んでいる人が少なくなってきました。機械も新品で揃えることが出来なくなったので中古の機械を修理しながら使うしか有りません。
だったら、トヨタ式は出来ないのかというとそうではありません。
トヨタ式は、考え方ですのでその考えで現場を改善していく事です。だから、始めようと思えばすぐに始めることが出来ます。

先の質問の答えは、考え方は変わっていないので「変わっていません」としかお答えできません。
でも、トヨタ式を間違って理解されていると思いますので、是非、聞きに来て欲しいです。
40代?以降の方でトヨタ式の名前を聞いたことのある方は、間違って理解されている方が多いと思います。
若い方は知らないと思います。
トヨタ式って何?を聞きに来て下さい。

僕がトヨタ式に取り組んで良かったこと
1番 嫌いだったクリーニングの仕事が楽しくなった。
2番 紛失が0になった。
3番 商品を探し回らなくなった。
4番 お客さんに迷惑をかけることが少なくなった。
5番 品質がめっちゃ良くなった。
6番 事故品が殆ど無くなった。
7番 残業が無くなった。
8番 パートさんが休んでもパートさん同士で段取りしてくれるようになった。(工場)
9番 給料が上がった。
10番 僕が工場にいなくてもパートさんだけで出来るようになった。
11番 僕が作業する事が無くなった。
最後に信頼できる友人が一杯出来た。

後悔していること
高い機械をたくさん入れ替えたこと。

 

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