廃業した２代目クリーニング屋の奮闘記 （35）
売上を上げる事に興味が無いと書いてしまいましたが、売上に興味が無かったわけではありません。
売上が上がれば取扱い点数が増えます。預かった品が溢れ、手に負えなくなるのが怖かったんです。
売上が上がれば取扱い点数が増えます。預かった品が溢れ、手に負えなくなるのが怖かったんです。
それは、バブル期に何の予告も無く急に仕事量が倍増して、死ぬほど嫌な目に遭ったからです。
こちらが狙って、準備してある程度想定していれば、また、違っていたと思います。
こちらが狙って、準備してある程度想定していれば、また、違っていたと思います。
また、僕のメンタルが強ければ他のクリーニング屋さんみたいに景気の波に乗って売上を拡大し規模も拡大出来たと思います。
まあ、僕が苦労を知らないボンボンやったかも知れません、
「何を甘えてるんや！」と、言われるかも知れません。
「何を甘えてるんや！」と、言われるかも知れません。
でも、そういうトラウマが出来てしまったんです。
そんな僕でも、ちょっと売上を上げてみようかと思ったときが有りました。
それは、福岡のトヨタ式の勉強会に参加し、その勉強会に参加されてくるクリーニング店さんが、億以上の売上を上げてる所が多かったからです。
そういう方達と話をしていると、なんか勘違いをしてしまっていたんですね。
それは、福岡のトヨタ式の勉強会に参加し、その勉強会に参加されてくるクリーニング店さんが、億以上の売上を上げてる所が多かったからです。
そういう方達と話をしていると、なんか勘違いをしてしまっていたんですね。
当時はもう商品の管理は出来ていると思っていましたし、売上が増えても商品の管理が出来ると思っていたので、以前とは違い恐怖心は湧きませんでした。
この時は、直営２店舗と外交１名で５千万位の売上で、工場パートさん３名でバランス良く運営出来ていました。
昔の長時間労働、紛失、クレーム、低収入と言う悩みはもうなくなっていました。
だから、売上を上げるより、売上が下がらない様にもっと内容を充実し、はりまやのファンが満足して頂けるように、そちらの方にお金を投入していれば良かったと、今振り返ればそう思います。
先見の目が無かったんですね。
で、チョット売上を上げてみようかと思ったんですね。
外交売上がドンドン下がっていたのも、そういうふうに考えたひとつかも知れません。
良い場所を見つけ店舗を出店する事が当時のトレンドでした。
グループ内でそういう事に長けた方にお願いし、同行してもらい店舗を出店する場所を探しました。で、めでたく店舗出店する運びとなりました。
何も無い０から売上を作るのは、お金がかかるなと思いました。
この時の経験から、上手くいって100万の売上を作るには100万の投資、1000万なら1000万、2000万なら2000万の投資が必要やな、と思いました。
ド素人の考えなのでプロの目から見れば、もっとやり方があるのでしょうが、問題は投資額の多い少ないでは無く、その売上でその投資額が回収出来る体制が出来ているかです。
出来ていなければ売上が上がっても負債も上がることになります。
ド素人の考えなのでプロの目から見れば、もっとやり方があるのでしょうが、問題は投資額の多い少ないでは無く、その売上でその投資額が回収出来る体制が出来ているかです。
出来ていなければ売上が上がっても負債も上がることになります。
売上を上げるために、宣伝広告や割引をした費用が、上がった売上げで回収出来ているかどうかです。
新規店舗にかかった費用を10年で回収するために計算すれば、月の売上が約250万、年商3000万の店舗にしないといけないことが分かりました。
1800万位までは行きましたが、そこからは頭打ちです。
さらに売上を上げるために費用をかけてもリスクの方が高いです。
1800万位までは行きましたが、そこからは頭打ちです。
さらに売上を上げるために費用をかけてもリスクの方が高いです。
簡単ではありませんが、作業改善して利益率を上げる方が確実で継続できる事は、今までの経験で分かっていました。
作業改善は一度改善して良くなれば、その作業を続ける事でずっとお金が残りますし利益に直結します。
売上は上げるための費用とアプローチをずっと続けないといけません。
売上は上げるための費用とアプローチをずっと続けないといけません。
どちらも大事ですが、役割分担が違うと思っています。
売上と利益は正比例しません。
利益を増やしたいなら作業改善をお勧めします。
売上と利益は正比例しません。
利益を増やしたいなら作業改善をお勧めします。
