『お願いがあります。』
馬道さんへ
【報告】
今日アセンブリに入りました。
ドライは、スムーズにセットしましたが、
ウェット商品が、遅れていました。
明日の洗いは、社長です。
社長、ウェット洗い
上記でお願い致します。
2ロット内で組み上がった、
〇ロット遅れた品(シャツ)が〇点合った、など。
ハイ、わかりました。
本日、ロットを意識してアセンブリ入ります。
アセンブリ 直営店
1ロットでドライは揃いました。
揃わなかった商品は、
水洗いのSシャツ
1時間45分後に揃いました。
マンション、 揃わなかったもの
水洗いのポロシャツ
15時頃に揃いました。
【対策】
右側から仕上げる(先入れ先出し)
『お疲れ様です。
終わり良ければ全て良し、と、すべてそういうわけではありませんが、
最終工程の結果を見る事で、どういう問題が起きているか想像出来ます。
水洗い(ウエット)は、ドライより作業工程が多いので、
普通にすれば遅れて仕上がってきます。
極端ですが、クリーニング作業で一番効率が良いのは、
お客様が引取に来られる直前に
品がすべて揃ってお渡し出来る状態になることです。
ルートが運搬するのであれば、出発時間直前に品がすべて揃うことです。
後工程引取方式という考えがあり、これは、
前工程が後行程に品を送るのでは無く、
後行程が前工程に必要な品を引取りに行きます。
お渡し作業がクリーニングの最終工程になります、
その最終工程のタイミングに合わせて段取りし作業を進めていくことになります。
品によって作業時間(サイクルタイム)が違えば、当然仕上り時間はずれます。
それを同時にアッセンブリするには、
前段取りで調整するのか、工程内で調整するのか、
どちらを選択するかです。
作業に掛かる前に、時間のかかる品をあらかじめチェックしピックアップし、
最期のタイミングに合うよう先に作業を始める。
又は、同時に作業を始めますが、
工程内でタイミングが合うようルールを決め調整しながら作業を行う。
10数年前、トヨタの工場を見学に行った時、そういう場面を見ました。
「こんな風に調整するのか」
「トヨタでも、結構僕らと変わらない方法でするんやなぁ」
意外な方法だったので印象に残っていました。
トヨタでも特別画期的な方法をしているのでは無く、
小さな改善の積み重ねが大きな利益を生み出しているんだと
思いました。(同じ人間が考える事ですからね)
かなり前ですので、さすがに今は凄く変わっていると思います。
そこが、凄いとこやと思います。
ウサギより、カメです。
どちらを選択するかは、現状のコストだけではなく、
将来の事を考えれば、どちらを選択したほうが良いかも
判断材料になると思います。
どちらを選択されますか?
また、どちらがどちらですか?』
『決まれば、それを実行していきましょうね』