「店頭売上」と「工場売上」
上記のグラフは「はりまやクリーニング」のある年度の売上げをグラフにしたものです。
これはお預りしたタイミングで計算した売上げですので「店頭売上げ」と考ていました。
はりまやクリーニングでは、もう一つ「工場売上」という売上があります。
「工場売上」は、工場が作った売上です。
要するに、この日、この週、この月に何点完成品にしたか、
完成品にした点数に平均単価を掛けます。
出てきた数字がその日、週、月の工場売上になります。
具体的にすると、
今日100点完成品にしました、平均単価は500円です。
〈注)完成品とはお客様単位までしてすぐにお返し出来る状態〉
今日の工場売上は、100点×500円=50,000円、になります。
今日の工場売上に対して、今日一日に掛った経費を引けば、
黒字か赤字か分かります。
普通のクリーニング屋さんは、品を預かればすぐにクリーニングされるので、
店頭売上と工場売上は、ほぼ同じになります。
ですので、わざわざ二つの売上げを計算する必要がありません。
但し、経費の計算が大変でかなりぶれます。
リアルタイムで分かりません。
たくさん預かれば工場は忙しいですし、預かる品が少なければ工場は暇になります。
はりまやクリーニングは、平準化に取り組んでいたので、
預かる品が多くても少なくても、
年間通して工場の仕事量がほぼ同じになるようになっていました。
ですので、わざわざ二つの売上げを計算する必要がありました。
但し、工場売上はほぼ毎日同じなので、一度計算しておけば目安が付きます。
工場売上が一定に近づけば、経費も一定に近づいていきます。
工場売上が一定なら仕事量も一定です。
仕事量が一定なら、人件費、燃料代、溶剤、ハンガー、資材備品、水道光熱費も
一定に近づきます。
経費も分かりやすくなります。
平均の工場売上に対して、利益が出る経費の仕組みを作れば、
同じ事の繰り返しになりますので、
店頭売上を維持し、急な出費が無ければ、勝手に利益が出ます。
って、なれば販促の仕方も変わって来るんじゃないでしょうか?
そちらは、勉強してない素人なので、しらんけど・・・・・
(お金、足らん買ったら焦るもんね)
また、店頭売上が上がったり下がったりしても、
そこは、勉強してるので対応しやすくなります。