一点づつ作業を進めると今のクリーニンの作業がどれだけムダな作業をしているか分かります。頭だけで考えても分からないので、自分で実際に体験して見れば分かると思いますが、めっちゃ楽になります。
まとめれば良いと言う高度成長期の考え方が迷信だったことが分かります。
効率求める事は品質の低下を招くと言う間違った考えも根付いています。基準が分からず手間暇をかければ品質が下がりコストを上げてしまいます。
効率よく基準に合わせる事が大事ですが、基準が分からず、定めず、あやふやなまま分業制で部分しか見えなくなっている事が原因です。
作業において一点流しが基本ですが、色んな条件(機械・レイアウト・点数・人数など)に応じて流し方は変わり、その工場に合った最善の流し方を見つける事が重要だと思います。
僕がトヨタ式を取り入れて思ったのは、
トヨタ式とは 「今ある環境で作業改善を繰り返し最大限の利益を出す取り組み」
と考えています。
普通は、利益を出すために売上を上げる(環境を変える)事を考えます。もちろんこれも大事です。でも、今ある売上(環境を変えない)で利益を出すことは出来ないか?を、考えるのがトヨタ式の考えだと思います。
だから、不況に強く景気の良い時はさらに強くなると思います。
そして、それらが出来る人財を育てる人材育成方法だと理解しています。
売上を下げても一番大きかったのは、点数管理をし平準化できる事でした。売上が下がれば点数もこれだけ減ると計算できるので、それに合わせた準備ができ、それで利益が出るか出ないか分かることです。
この利益が出ない状態でコロナ融資に手を付ければ、もう返す事は出来ないんじゃ無いかと思うのが普通じゃないでしょうか?
トヨタ式の考えで、今、置かれてる環境(売上)で利益が出る状態に変える取り組みをしないと、3∼4年先がとても心配です。
売上が下がる恐怖があるので、体制を変える決断はなかなか勇気がいると思いますが・・・
できるだけ早く取り組んだ方が良いと思います、
と言う、売上を下げた人の意見でした。