入荷管理(その2)
入荷管理表はその日に何点お返しするか把握するものです。
要するに当日の仕事量(点数)の予定が解るという事です。
予約表みたいなものです。
また、仕事量を一定にするための目安になります。
また、仕事量を一定にするための目安になります。
この点数はあくまで予定点数であって、目標に対して点数は増減します。
「はりまや」では時間毎の仕上げ予定点数も設定していましたが、
これもあくまで予定であって目標ではありません。
目標は達成しないと行けない事・終着点で、予定は目標を達成させる為の通過点・目安と言う考え方です。目標に対して送れているか進んでいるかを把握するものです。目標になってしまうとそれで良しとなってしまいます。
分かりにくいかも知れませんが、目標はもっと先にあります。
部分で見るのではなく、全体で見ます。
今は、R社のレジがオプションで入荷管理表が
あるみたいですが、これを上手く利用している所を
残念ながら見たことがありません。
残念ながら見たことがありません。
今皆さんは、今日の予定点数を把握できていますか?
出来ていなければ、それは何を意味してるんでしょうか?
お客さんから引き取りに来る日を指定されたら、
入荷管理表に指定されたその日の所にお返しする点数を
順次記入し、足し算していきます。
受付窓口が一つだけなら入荷管理表は一種類だけで済みます。
受付窓口が複数ある場合は、
工場で各窓口の点数を集計し
工場の入荷管理表に記入し計算します。
ある工場では、もっと進化していて工場の入荷管理表が無くても、分かるような仕組みを取っている所もあります。
また、違う工場では、バーコードで全ての点数を管理している所もあります。
僕が上から目線で言うのもおかしいんですが、
小ロットと組み合わされていて商品管理もレベルが高いです。
小ロットと組み合わされていて商品管理もレベルが高いです。
ただ、便利が良すぎて問題点が見えにくくなっているように僕は思います。
というのは、やっぱり後処理になっていて、
後で帳尻を合わせているように感じるんです。
めっちゃ、レベルが高いですが・・・
そして、そのわかる点数を有効に利用していないように思えるので、
この工場の伸びしろは、まだまだあると確信しています。
工場は、そこの社長の性格が出ます。
話は、それましたが、
最終的に集計した点数が
その日に完成品にしないといけない「必要点数」となります。
この必要点数だけ完成品にしておけば、何の問題も起きません。
先の納期の品は、その日までに仕上げれば良いので
仕事量が一定になるように調整して下さい。
最初は要領が得ないかも知れませんが、直に分かるようになります。
ただ、週末・週始めに点数が集中する場合があります。
その時は、色んな裏ワザがあります。
環境によって方法が変わりますので、上手くいかない場合はご連絡ください。
次に、預かった品を作業を始めるまでの間、どういう風に保管するかです。
お返しする順(納期毎)に洗って仕上げて行きますので、
それが分かるように、間違わないような置き方をします。
まず、畳んで置いておく方法と、ハンガーに掛けて置いておく方法があります。
取扱量が少なく作業場のスペースが有るなら、ハンガーに掛けて置いておく方法を選択した方が良いと思います。手間も掛りませんし分かりやすいです、掛けて置いておくとシワも伸びるので仕上げが楽になります。
ハンガーに掛けるタイミングは、一点づつ検品タグ付けが終われば
掛けていきます。
後でまとめてしようと考えないで下さいね。
まとめてすれば、ムダが発生します。
一点づつ出来る環境を整えて下さい。
一客分終われば、その品の伝票と品を一緒にひとくくりします。
伝票と品を一緒にしておくのは、
その品の情報が分かるようにしておくためです。
(顧客名、納期、点数、種類、要望など)
スリックレールやZハンガーなどを利用して、お返しする順番(納期順)に並べていきます。最低一週間分の仕切板を用意して区切れば分かりやすいです。
一週間分としたのは、
間違いを発見する為に棚卸しをする為です。
次に、畳んで管理する方法ですが・・・・・