入荷管理(その1)

お客さんとお返しする日を約束すれば、約束した日にお返ししなければならないので品を管理しなければなりません。

「納期」が決まれば、「管理」のレベルが上がります。

普通のクリーニング屋さんは「管理」と言う概念がありません。
専門技術と売上を上げることばかりなので利益が出ません。

せいぜいバーコードを導入するぐらいでしょうか?

僕もバーコードについては勉強していないし、導入もしていないので、偉そうな事は言えませんが、実際の現場で仕事をしてきた経験から現在のバーコードの使い方では「商品の管理」は出来ないと思います。
その証拠に工場でいつも品を探しています。

今の使い方ではせいぜい「顧客の管理」が出来るぐらいでしょうか?

もし、バーコードで品を管理するのであれば、
品を預ればピッ、検品する前にピッ、終わればピッ、
入荷袋に入れる前にピッ、出したらピッ、
前処理する前にピッ、終わればピッ、
仕分けする前にピッ、終わればピッ、
洗浄前にピッ、終わればピッ、……
というように各工程前後にピッ、ピッ、ピッと
しなければなりません。

お返しする日が決まれば、その約束の日に返さなければならないので、皆さんは急に焦りだします。

焦らなければ管理が出来ていると言っても良いかもしれません。
もしくは、そんなこと全然気にしていないと言う、
問題外の経営者の資格がない方かも知れません。

約束を守れるかどうか不安になるという事は、商品の管理ができていないとい事で、
当然、「資材備品」の管理も出来ませんし、
「人の管理」、「お金の管理」も
出来ないと言う事になります。

要するに「どんぶり勘定」と言う事です。

その典型が、「全品、朝出して夕方お返し」というサービス(?)です。
全部工場から出してしまえば何も問題が無い、起こらない(?)・・・

実践した方が一番解っている(?)んじゃないかなと思います。

今クリーニングをされている方は、親の後を継いでされている2代目3代目・・の方が
多いと思います。
親のやってきたことをそのまま引き継いでクリーニングをされている方が多いと思います。
変えてはいけないこともありますが時代にあったやり方に変えて行くことも必要だと思います。
一番考えないといけないことは、自店がどんな小さなお店でも「経営者」であるという
自覚を持つことだと思います。
「ウチは量が少ないから、しても同じ」と言うことを、良く聞きますが、
量が少ないほど一点にかかる比重は多くなると思います。
「クリーニング屋のオヤジ」では、
これから先、経営していくのは難しいと思いますので、

「辞めるか、変えるか」

早めに決断した方が、キズは浅くて済むと思います。

預かった品を管理するためには、
まず、畳んで管理するかあるいはハンガーに掛けて管理するかを決め、
どこに置くか置場を決め、
どういう置き方をするか決めます。

そして、預かった点数を付ける入荷管理表を準備します。

入荷管理表とは・・・・・

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