生産性を上げる

生産性を上げるということは、なにも作業のスピードを上げるとか速く動くということではありません。
よく、うちは1時間にズボンを何点仕上げれるとか、上着は何点とか自慢される所がありますが、それは、かえって生産性を下げています。
生産性を上げる目的は、必要なモノをどれだけ安く作る事が出来るかということですので、必要でないものをたくさん作ってしまえば、それは帰ってコストを上げることになってしまいます。
ですので、今日は何点仕上げないといけないかという必要点数があって、それをどうしたら安く出来るかということが大切になってきます。それが分からなければコストを下げる、要するに生産性を上げるということは出来ません。
クリーニングは先にお金を頂いているので、そう言う考えが出てきません。店頭に並んでいる商品が在庫という考えがでてきません。店頭に並んでいる商品がお金を貰えない商品と考えればどれだけコストが掛っているか一目瞭然です。
ですので、どういうことがムダ作業かという見方や考え方も出てこないので、もう、何十年も同じ作業の仕方になっています。

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必要店数が分かれば、それをどうしたら安く作れるかを考えれば、ムダを無くしていくしかありません。
しかし、何がムダ作業か分かっていないので、早くしろ、スピードを上げろということになると思います。
そして、皆が汗水流して一生懸命動いていればムダなことはしていない、ということになります。
クリーニングで多いムダは、「モノを運ぶ」「何かを探す」「じっと見ている」「手ぶらの歩行」などです。
他にもいっぱいありますが、この四つだけでも無くすことができれば、勝手にスピードアップしていきます。
そういうムダを見つける目を養わなければ、生産性は上がっていきません。
皆さんが生産性を上げようと思ってやっていることは、生産性は上がらず品質を下げています。
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