作業の標準化(その4)

何とかマニュアルが作成できたら、
次は、このマニュアル通りやってもらわないと困るんですが、
どうしても人によってバラツキが出来ます。

バラツキが出るのは仕方ないんですが、
バラツキを最小限に抑えるためには、
どうしたら良いかということになります。

なかなか、マニュアル通り出来ない、という事があります。

その人の性格や能力によって
この作業は根本的に向いていないという場合は、
配置転換も考えますが、
こういう場合、
どうしても相手の責任にしてしまいがちになってしまいます。
その方が楽ですからね。
でも、それをしていれば前に進みません。

まずは、マニュアルに問題がないか考えた方が良いと思います。

分かりにくい、理解しにくい、難しい、
そんな、マニュアルになっていないやろか?

または、この作業方法でいいんやろか?
もっと、良い分かりやすい方法はないかな?
簡単にできる方法はないんやろか?

教え方に問題がないか、
教える手順は問題ないか、
相手が理解しているかどうかの確認をしているのか、
相手の話をチャンと聞いているか、
どうしてマニュアル通り出来ないのか・・・

そう言う事を考えることが大切だと思います。

相手の責任にしないで、知恵を絞るわけですね。

標準化の目的は、誰でもができるようになって、
品質を安定させることです。
そして、全体のレベルを上げることです。

それと同時に、目標を持ってもらわないといけないので
どれぐらいの期間でどのレベルまでいってもらうか
話し合って決めていきます。

その為にトレーニング表を作っていました。
自分がどのレベルか分かるよう、
誰が見てもわかるよう張り出しておきます。

また、そのレベルによって時給も変えていました。

 

 

工場は作業がしやすいように
改善活動です。

 

標準化するってめっちゃ大変なんです。
短期間ですぐにできることではありません。
時間がかかるんです。

 

だから、良いんです。
だれもマネができません。
早く始めれば始めるほど、
その差は歴然としてきます。

 

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