作業の標準化(その5)

工場の標準化は受付の標準化より、
項目や種類が多くなるのでもっと大変です。

工場立ち上げ、入荷管理、前処理の基準と判断、洗浄の基準と判断、脱液、乾燥、仕上げの品の種類ごとの基準と判断、後処理、染み抜きはどこまでするのか、ハンガーかたたみか?、加工は?、包装の仕方、客単セット、出荷、機械のメンテ、資材備品の管理などなど、決めないといけないことが一杯あります。

これらを決めようとした時、
もう、何度も言っているように平準化に取り組み、
毎日の必要点数が分かるような現場になっていないと出来ません。
必要点数が分からない現場で、標準を決めても守れないと思います。

大変ですが、
タイミングを考え標準が決めることが出来るようになると、
流れが出来ていき品質が安定してきます。
毎時間、毎日、毎月、同じような点数が仕上がるという事は
品質が安定していると、言っていいんじゃないでしょうか。

逆に、何の基準もない個人の判断に任せきりにしている
現在のクリーニングの現場では
品質の基準が無いと思いますので
品質の判断が出来ないということになると思います。
自己満足の品質になっていると思います。

クリーニングはサービス業であり加工業なので、
製造業の様に完成品の明確な基準はありません。

サービス業で加工業であるなら、
まず、お客さんがどうして欲しいか
望んでいることを聞くことが最初じゃないでしょうか?

もちろん、
こういうお手入れがあるという提案は必要でしょうが、
最後はお客さんが決めるのではないでしょうか?

品の種類や素材だけで、
料金を決めて良いのでしょうか?
お手入れの仕方やサービスで料金は決まる
ような気がするんですが・・・?

でも、標準が決まらないと料金が決まりません。
また、お客さんの要望に応えられる
仕事の仕方になっていないと
信頼を失うだけです。

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