《リードタイム短縮が効率を上げる》
リードタイムとは一般的には商品の発注から納品に至るまでの、
生産や輸送などにかかるすべての時間のことを言います。
注文をしてからあなたのテーブルに料理が運ばれ、
すぐに食べれる状態になるまでの時間、
これがいわゆるリードタイムです。
クリーニングでは、
お客様から預かった品をクリーニングして
お客様にお返しするまでの時間と考えてよいと思います。
全品、当日仕上げしても
店頭にお返し出来ない仕上がった品が残っていれば、
それもリードタイムにカウントされます。
ですので、
店頭に品がいっぱいあれば
作り過ぎの在庫になり
リードタイムは長くなります。
利益を増やすことが可能になります。
さらにリードタイムの短縮は、
お客様によりスピーディに品を届けられるようになり、
サービスの質と、顧客満足度が向上すると思います。
できるかにこだわっています。
リードタイムを短縮すると、
生産計画全体に大きな影響を及ぼすことになります。
現在必要としている時間を短くしようとしますので、
工程のどこかに不都合が生じる可能性があります。
意識にとらわれ過ぎると、
品質が低下しやすくなります。
「品質を落とさずに短縮できる時間はどのくらいか」を
十分に検討することが大切です。
どういう作業が必要で必要で無いかを
見極める判断が必要になります。
リードタイムと納期は違います。
リードタイムは「期間」を表すのに対し、
納期は「完了する期限」を表します。
わかりやすくいえば、
リードタイムを表すときは
「◯時間◯分◯秒、または◯日間など」の期間を言い、
納期を表すときは
「〇月〇日〇曜日」と日にちを指定します。
つまり、リードタイムは
お預りからお渡しまでの最短の作業時間で、
納期はお客様と約束した日時です。
一般的なクリーニングの「仕上り日」はどちらにも当てはまりません。
基準が無ければ、品質もコストも問題点も分かりません。
基準があると、今の自分たちの状況がいいのか悪いのかが理解しやすく、
悪いのであれば、どれだけ悪いのかを把握することによって、
具体的にどのくらいのカイゼンが必要なのかわかってきます。
リードタイム、サイクルタイム、タクトタイムを百メートル走に例えて考えます。
競技に出場するとなれば、自分は何秒で走れるか知りたくなると思います。
実際に百メートルを走ってタイムを測れば13秒掛かりました。
これがリードタイムになります。現在の実力です。
残り30メートルを3秒、合計13秒かかることが分かりました。
競技で優勝する為には10秒で走らないといけないことが分かりました。
そうなると、スタートから30メートルは4秒、70メートルまで4秒、
ラスト30メートルは2秒という各区間ごとに1秒づつ縮めないといけません。
この縮めないといけない区間タイムがタクトタイムになります。
そこの作業を完成させるのに必要な時間、実測値です。
お客様(市場)の要望に合わす為に必要な作業時間になります。
ニーズに対しての自社の生産状況を把握することができます。
・タクトタイムとサイクルタイムが等しい
必要な数量のみを生産できている効率の良い理想の状態です。
・タクトタイムが短くサイクルタイムが長い
目標値に生産量が追い付いていない状態です。納期遅れや残業が発生します。
・タクトタイムが長くサイクルタイムが短い
目標値よりも短い時間で生産できていますが、
調整を行わないと在庫の無駄が発生します。
ですので人数を減らす小人化生産で対応できないかを考えます。
よい品質で効率的に生産することが
モノづくりの基本的な考え方です。
早くたくさん生産すると、
後工程の在庫が増えたりしてムダを発生させてしまいます。
目標サイクルタイム通りにつくることをめざして、
つくれない場合は、その要因を見つけて改善し、
また、早ければ良いってわけではありませんので
調整しなければなりません。
平準化生産をするための指標が、
タクトタイムであると理解しておきましょう。
サイクルタイムとクトタイムとの違いをきちんと理解し、
両者が一致するよう調整していきましょう。
その上でどのように改善していくかを考えていく必要があります。
クリーニングの場合、
繁忙期は受注量が約3倍になりますが、
仕上がり日が同じなのはどう言う基準で、
どういう作業をしているのでしょうか?
また、品の種類や汚れの種類が違うのに
まとめて処理するのは
どういう基準でどういう作業をしているのでしょうか?
まぁ、命を預かってるわけじゃないし、
関係ないか?
たかが、衣類。
ここまで見て頂いた方に感謝します。
生きる目的を見つけるで方法てはありません、
やりがいを見つける方法はたくさん有りますので、
良いと思ったら参考にして下さい。